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会うこともない (会うことがないといいきれるか) もう会うこともない たどりつくころには もう君も消えてしまっている 2000億光年先の 約束の場所 # by 19kujiraquarium | 2006-01-30 00:59
取り返しのつかないような不安を その闇の色に溶かした 冬の夜だった 闇と 闇より黒い木々の影が 絶望に搖れる 温もりを 世界の果てに置き忘れて 静かに 静かに 闇が搖れる 涙も 悲しさも あの果てに置き忘れて いまも 明けることなき闇に 無数の白い雪が降りつづく 媚 嫉妬 疑心 内側から生まれ すぐに気化して この身を包む影 いま学ぶべきこと それらのすべてに 終結の花束を 最後に音が存在した日から 3億6000万年後 水平線の彼方から 空っぽの瓶が流れてきた ピアノ線で引かれるようにまっすぐと SOSの手紙は入っていない 気がつくと それは私の眠気だった 深さ何千メートルの海の底 太古の昔 視力を失った一匹の魚が 月光たゆうつ水面に 遠く 思いをはせている 直径1万2千キロの 球を 手のひらで 半分にきる そのひとつが この大地 波の来た道をたどれば その果てで 真空に落ちる 太陽が 周る 月よ 土星よ 水星よ 周れ この大地が そらの 中心 海原に 夢をのせて 船を出せば いつか 世界の果てで 真空に消える 太陽が 周る 月よ 土星よ 水星よ 周れ この大地が 宇宙の 中心 太陽が 周る 月よ 土星よ 水星よ 周れ この場所が 宇宙の 中心 僕たちは 未来永劫 抜け出せない この3次元の世界から 抜け出して あの4次元のポケットに 帰ることは 未来永劫 できないのだ 紙の上に描いた 一匹の猫が この世界で ニャア と鳴くことがないように 同じとき 4次元の猫が 僕たちの世界を チラリとだけ見て 立ち去りゆく 4次元の猫に 立ち去られた この世界 4次元の猫に 立ち去られた この世界で 僕たちは 苦しみ 笑い 人を愛し 傷つけ また愛し 僕たちは 生きつづける 同じとき 4次元の世界で 春の風がふいている # by 19kujiraquarium | 2005-09-12 15:01
いまひとりと気づく いまここに自分ひとりと気づく 目をつぶる 父と母の顔をおもい浮かべる このひとりを生み選んだ二人 目をとじたまま 父と母を生み選んだ四人をおもい出す この世にいる この世にいない 四人の祖父母たち 目をとじたまま 四人の祖父母を生み選んだ八人をおもい量る 畳の部屋の、梁に立掛けられたモノクロの姿 八人の曽祖父母たち 目をとじたまま 八人の曽祖父母を生み選んだ十六人をおもい集む はるか遠く どこか 蝉の声が響く墓地に 眠る 十六人の高祖父母たち きっと いまここに いる ひとりの存在に おもい巡らすこともなかった 三十二人の 六十四人の その無数の「父」と「母」たち 繋がっている 反射光でやっと目に見える 細い 細い 血の糸で ひとりと 無数の父と母とは 繋がっている 幾千の日 幾千の年月が繋がっている ひとりと 無数の父と母とは 繋がっている いまひとりと気づく いまここに自分ひとりと気づく 孤独という名の 奇跡 # by 19kujiraquarium | 2005-09-12 15:00
深い海とか苦手だけど 飛行機も苦手だけど どこかカナリヤ諸島あたりに 水族館がほしい もしかしてカナリヤ諸島の近くにはいないかもだけど もしならクジラがいるとうれしい 水槽に入れないで 海でそのまま泳がせて それで水族館として成立する なんて技術はないのかなと思う # by 19kujiraquarium | 2005-09-12 14:57
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